傷ついている人の相談にのるときのポイント3つ

【相談者:20代女性】
好きな人に不幸なことが起こりました。わたしの仕事柄、もしかしたら彼の力になれるかもしれないので、相談にのりたいと思っています。ですが、そのことを友人に話したら、「偽善」だといわれました。彼と同じ立場に立ったこともないのに、共感しているようなフリをして相談にのるのは、悪いことかもしれません。自分を犠牲にしてまで、彼の力になる覚悟はまだありません。

こんな中途半端な気持ちでは、かえって彼を傷つけてしまうことになるでしょうか。わたしとしては、話をきいてあげたいんです。

qa_a沼にはまったひとを助けられるのは、沼にはまっていないひとだけ。一緒に沼にはまって共感できても、誰も助からない。

こんにちは。カルチャー専門家・みわあやのです。

たしかに、同じような経験をした人でないと、その人の心の痛みまではわかりません。ですが、わからないなりに、想像して手を差し伸べることはそんなに悪いことでしょうか?

自分に出来る範囲で助け合っていくのが人間でしょう。自己犠牲だけが人を救うという考え方は、美しくみえるかもしれませんね。でも、自分や他人にそれを求めていると、誰も信じられなくなって自分を苦しめるだけだと思いますよ。

わたしは、人の痛みを理解することと、相手の力になろうとすることは全く別次元の話だと考えています。同じ立場で苦しんでいたら、手を差し伸べることすら難しいじゃないですか。

彼が傷つくかどうかは、彼次第なのでなんとも言えません。しかし、力になれるかもしれない事実があるのなら、そのことだけでも伝えてみるのは、別に悪いことではないと思いますよ。

今回は、傷ついている人の相談にのるときに気をつけたいポイントを、心理学の視点からご紹介します。

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相談を受けるときに注意したい、『心理的クリアランス』とは?

自分の自由な判断を外部から脅かされたときに、思わず反感をいだいてしまうことを、心理学では『心理的クリアランス』といいます。

例えば、よかれと思ってアドバイスしたことでも、相手にとって、それが「高圧的」に思えてしまう。すると、自由な選択を奪われてしまったように感じて、反発する。

「何もわからないくせに!」とか、「そんな簡単な話なら、悩んでいないよ!」って、よく聞くセリフじゃないですか? 

悩んでいるということは、心が不安定になっていますよね。そんなときは、「そういう考えもあるのか」というふうに、参考にしたり、受け流したりすることが難しい。余裕がない状態なんですよね。

相手からアドバイスを求められるまでは、しっかりと相手の話に耳を傾けるのが大切なんですね。

心理学では、話を聞くとき、受容的になることが大切とされています。なぜなら、人は「自分の欲しい答え」を求めている側面があるからです。どうすればいいのかわからなくなっているのは本当ですが、「自分で答えを見つけたい」んですね。

悩みや、抱えているつらさを相手に話しながら、自分の考えを整理していくことで、結果的に自分自身で解決する力を取り戻していくのでしょう。

ただただ、聞いてあげて、こちらは反応を求めないことが必要。「喜んでくれた?」「解決してあげられた?」と相手に反応をもとめるのは、自分を満足させたいだけの気持ち。だから、相手がどういう反応でも、静かに受け入れましょう。


いかがでしたでしょうか。最後にもう一度、ポイントをまとめておきましょう。

相手を不快な気持ちにさせないために気をつけることは、この3つ。

(1)受容的に話をきく
(2)アドバイス、価値観を押し付けない
(3)反応を求めない

この3つを覚えておいて、不快な気分にさせないように配慮したいですね。

少しでも、参考になれば幸いです。

●ライター/みわあやの(カルチャー専門家)

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