悩んでいる彼女を励ます言葉

【相談者:20代男性】
落ち込んで、自信をなくしてしまっている彼女を励ましてあげたいのですが、どんな言葉をかけたらいいのかわかりません。元気がでてくるような、オススメの名言などあれば参考にしたいです。よろしくお願いします

qa_a「励まし」はぜひ、あなたのことばで。その前に話を聞いてあげてはどうでしょう。

こんにちは。カルチャー専門家・みわあやのです。

落ち込んでいるとき、誰かに励まされるのはうれしいものです。けれど、本人の心がひどく疲れていた場合、どんな言葉も受け入れがたい状況になっていることもありますよね。そんなときは、まず、じっくりと相手の話を聞いてあげるのがいいんじゃないでしょうか。

今回は、相手の話の上手な聞き方と、こころに響く「励ましのことば」を(あくまで参考として)ご紹介します。

小説家の“小林多喜二”が、落ち込んでいる恋人にあてて贈ったことばは、現代を生きるわたしたちのこころにも、希望を与えてくれますよ。

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相手にこころをひらいてもらう「ドアオープナーの言葉がけ」とは?

話を聞くときに大切なのは、無理にアドバイスをしないことです。ただ、最初から最後まで黙って話を聞いてあげるだけでも、こころが軽くなったりします。

どうしてかというと、心理学では「ひとは誰でも、自分の話をちゃんと聞いて欲しいという願望をもっている」といわれているからなんですね。口を挟まないで、真剣に聞いてあげるのが先決です。

相手の話に区切りがついたときに、話の中ででてきた一部を拾って、「それについて、もうすこし聞かせてくれる? 」と声をかけてあげる。そうすると、相手は安心して、いいづらかったことを話してくれることがあります。これは、カウンセリングで使用される「ドアオープナーの言葉がけ」という方法。

あなたの話を受け入れています。という気持ちが伝わって、相手がこころの扉をあけてくれるんですね。自分が聞きたいこと、というよりも、話の重要なポイントをみつけて、相手の話したいことを引き出してあげる。そうすると、相手も自分の悩みの本質を理解することができるので、解決の糸口がみつかることもあります。

あせらず、ゆっくり、話を聞いてあげてくださいね。

闇があるから光がある

『闇があるから光がある。そして闇からでてきた人こそ、一番ほんとうに光の有難さが分るんだ。世の中は幸福ばかりで満ちているものではないんだ。不幸というのが片方にあるから、幸福ってものがある。そこを忘れないでくれ』

「蟹工船」などで知られる小説家“小林多喜二”が愛したのは、田口タキ(滝子)という5つ下の女性。貧しい家庭で育ち、小料理屋の酌婦として働いていた16歳のときに多喜二に出会いました。

苦しい環境で自分の境遇を悲観していたタキに、多喜二が送ったラブレターの書き出し。それが、「闇があるから光がある」です。

タキを思いやった、あたたかいことば。受け取ったタキはどのように感じたのでしょうか。

手紙には、幾度と無く、タキのことを気にかけて、励ますことばが書かれています。今は大変でも、未来に希望をもって生きていこうと語りかける多喜二。

どんなにつらい状況でも、それを味わったからこそ、気づける幸せがあります。このストレートなメッセージはまるで、現代を生きるわたしたちにも語りかけてくれているようですよね。


いかがでしたでしょうか?

つらい思いをしているとき、自分を励まそうとしてくれるひとがいるのは心強いものです。彼女が少し落ち着いてきたら、あなたなりのことばで元気づけてあげてくださいね。

【参考文献】
・小林多喜二全集第7巻『書簡』小林 多喜二 ・著 / 新日本出版社

●ライター/みわあやの(カルチャー専門家)

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