性同一性障害(GID)の場合、トイレや銭湯はどうすべき?

【相談者:20代女性】
私は小さい頃から自分の性に違和感を持っていて、思春期の頃も「自分は一体何なんだろう……?」とずっと悩みながら学校生活を送っていました。周りの友人にはもちろん、親にもなかなか相談することができずにいたので、成人したことをきっかけにジェンダークリニックに行って診察してもらい、性同一性障害(GID)の診断書を貰いました。

そこで相談なのですが、私は自分の性別に悩んでいた頃は男子トイレに入っていたのですが、今後はどちらのトイレに入ればいいのでしょうか?また、公共の銭湯などはどうすればいいでしょうか?

ケースバイケースですが、TPOに応じた行動を。

私も当事者なので、トイレや公共の温泉などはどうすればいいのか?と悩んでいた時期がありました。

質問者さんはMtF(※生物学的性別が男性で、性の自己意識が女性のこと。Male to Femaleの略で「男性から女性へ」という意味)さんということで、いま男子トイレまたは男湯に入ることについて悩んでいらっしゃるのと同時に、今後女子トイレまた女湯に入ることができれば、と悩みますよね。

MtFさんにしても、GIDの方にしても、個々の場合に応じてそれぞれ状況が異なると思いますが、まずは自分を客観的に見てTPOに応じた行動が取れるか、ということが大切です。

質問者さんがジェンダークリニック(※性同一性障害の方を対象に治療を進める病院のこと。また、精神科を含めたGID治療に関連する科・専門医による医療機関・診療科・クリニック、等)に通い始めたばかりで、ホルモン治療を始めたばかりの場合や、まだパス度に自信のないGIDの方にとって男女と明確に分けられたトイレや銭湯に入ることはなかなか抵抗のあることだと思いますし、身体的理由で自分の望む性に入ることが難しいということもありますよね。

そういう時にオススメなのは、多機能トイレ(多目的トイレ)や家族風呂(貸切風呂)の利用です。多機能トイレは男女共用ですし、貸切風呂でなくとも宿泊部屋に備えつけられたお風呂なら利用することが可能ですよね。

聞けばタイでは2003年に大学で、2008年に中等学校で初めてセクシャル・マイノリティに向けた専用のトイレが作られたそうですが、日本も徐々に何かしらの対応がなされていくといいですね。

いつの日か、質問者さんが堂々と女子トイレと女湯に入れることを願って。

頑張ってくださいね!

●ライター/雪見かおる

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