嫌われ上司に学ぶ! エラそうな態度をやめられない心理学的理由

【相談者:20代男性】
会社の上司がものすごくエラそうです。朝は会社に来ないで、電話でぼくたち部下に指示を出します。昼ごろ会社にやってきて、ぼくらが提出した書類に文句をつけて、そのままどこかに出かけてしまい、夕方は6時くらいに会社の近くの居酒屋に電話で呼び出されて、2時間くらい上司の説教があります。

部下はぼくも含めて、みんな露骨にイヤそうな顔をしているのですが、こういう人の性格は、治らないのでしょうか?

a 残念ながら治らないでしょうね。

こんにちは。ミクノです。

エラそうな上司、世の中にいっぱいいますよね。なぜエラそうなのか、おもしろい心理学の説があるので、まずそれをご紹介しましょう。

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赤ちゃんのときに「エラそう」な快感を知るんですって!

人は、赤ちゃんの時期、とりわけ、多少の動きができるようになった時期に、「ちょっと動いただけで人が反応してくれる」快感を覚えると、心理学では言われています。ちょっと泣いただけで、ミルクをくれたり、おむつを取り替えてくれたり……というようなことです。

そのときの快感を、人はずっと覚えているというのが、今回ご紹介する説の出発点です。

そういう感覚を多くの人が覚えているので、人類は、たとえば「テレビのリモコン」を開発します。より少ない動きで、じぶんの意図のとおりに他者(やモノ)が操れる。こういうことに満足に感じる人が、世の中の大多数なので、開発されるのだと心理学は言います。

言われたら、なるほどなと思いますよね。今や、スマホに「語りかけるだけ」でググれるわけですもんね。

そういうのの「人間版」の象徴は、たとえば映画『アンタッチャブル』などのモデルになったと言われているアル・カポネで、目の動きひとつで、部下に殺人を行わせる……みたいなことでしょう。

「無自覚」であれば、ずっとエラそうなままでしょう。自覚がないので

で、問題は、こういう「快感」を、基本的には際限なく追求するのが人間である……というところで、極端な例を出せば、学校での体罰問題や家庭での幼児虐待という諸問題にも、こういう人の気持ちが隠れているのではないかと指摘する専門家もいます。

ご質問者さんの上司は、こういう快感を得たいと思っているのだと思います。

以下は、著者の類推ですが、そういう快感に、上司は「無自覚」なんでしょう。だから、周囲の者が不快感を示していても、それに気づかないのだろうと思います。

死ぬまで治らないと思います

というわけで、この上司はずっとエラそうなままでしょう。個人的な体験を言わせていただければ、08年に500億円企業が、リーマンショックのあおりを受けて倒産しました。1代で500億円企業に仕上げたオーナー社長は、自己破産しましたし、会社再生法との絡みもあり、「今後一切、会社に出てこないでくれ」と言われました。

で、その社長さんは、いま何をしているかと言えば、近所のスナックで、「オレはエラいんだ。オレの酒を持って来い」と、毎日、昼間からご機嫌(?)なんだそうです。

エラそうな人は、あの世に行くまで、エラそうなのかもしれません。残念な答えかと思いますが、世の中、こういうもんではないかと思います。

●ライター/ミクノトモ(コミュニケーションデザイン専門家)

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