ブランド品の収集癖を治す方法

【相談者:30代女性】
20代のころから、ブランド品を買い漁るクセが治りません。ただ部屋にブランド品を飾っておくだけで、実際に使っているブランド品など、ほんのわずかですし、どうしてもブランド品が欲しいというよりも、気がついたらクレジットカードで買ってしまっているという状況です

このままだと、破産してしまいそうです。どうすればブランド品の収集癖が治るのか、教えてください。

a 心理学的にはゴミ屋敷のご主人と同じなんですって!

こんにちは。ミクノです。

これは、心理学者がおもしろい説を説いていたので、学説のご紹介からしましょう。

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錯覚から始まる収集癖

そもそも、私たちは、赤ちゃんのときに、ごくわずかな動きで欲求が満たされたことを、あたかもじぶんの力で可能にしたと、錯覚をするそうです。

たとえば、じぶんがちょっとだけにっこりと笑えば、母親がミルクをくれた。これは母親が動いたおかげで、ミルクを飲めたわけですが、子どもっては、じぶんが微笑んだことでミルクを得ることができたと、非常に「幻想的」に感じるそうです。

難易度を上げることでより満足する

こういう「幻想」と「現実」のはざまで、人はその後もずっと「自己実現」を遂げていくというのが、心理学の主張しているところで、たとえば、幼少期から可愛くて、オトナたちにチヤホヤされてきた女性のなかの一部の者は、オトナになっても、可愛らしさだけを武器に、男からブランド品を買ってもらうとか、どんどん「幻想」の難易度をじぶんで上げていくみたいです。

つまり、ひとつの達成感を得ると(万難を排してひとつのブランド品を手に入れると)、次なる困難をじぶんで設定し、そこをクリアすると、また満足する(=収集癖の始まり)という「ゲーム的な感覚」になるみたいです。

冒険家が、山頂に親族や友人が待っているわけでもないのに、命の危険を冒してでも山に登るというのも、こういうことみたいです。

ブランド品の収集癖を治す方法とは?

で、ブランド品のコレクションをやめたいと思ったとき、というのは、たとえば、冒険家がいつ引退するのか悩むのと似ているとも言われていて、「さらなる困難な苦境」を希求しているにもかかわらず、それをやめるというのは、本人にとって葛藤・苦痛以外の何者でもないということらしいです。ご質問者さんは、いま、そういう心境なんでしょうか?

ご紹介したような「人の気持ちの特性」から言えることは、

(1)ブランド品以外の「もっとお金のかからないもの」を集めるようにする
(2)集めることに意味などないのだからと「自己洗脳」して、収集癖から目をそらす

という解決法ではないかと思います。

より難しい困難に立ち向かうというのは、心理学者的には「生きる上においてなんの意味もないこと」であり、「意味はあとから人が(勝手に)つけているだけ」だということで(どちらのご意見もまことに夢のない意見だと思うけど)、ブランド品などなんの価値も持たないと思い込んで、ものすごい田舎で農業をする……みたいに、住んでいる環境をがらっと変えてみてもいいかもしれません。

あるいは、「集める」ことに関して言えば、ゴミを集める(ゴミ屋敷)も、ブランド品を集めるのも、心理学的には同じことみたいなので、お金のかからないものを集めてもいいかもしれません。

でも、まあ、多くの心理学の効用がそうであるように、リクツはわかっても、やめられないのが、煩悩と生きるしかない私たち「人」ですから(これまで述べたことをぶち壊すようで恐縮ですが)、個人的には、破産して痛い思いをしないと、こういう癖は治らないのではないかと思うのです。

●ライター/ミクノトモ(コミュニケーションデザイン専門家)

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