映画『2番目のキス』に学ぶ、「私と趣味どっちが大事?」を解決する秘訣

【相談者:30代女性】
私の彼は大の野球ファンです。仕事以外で考えるのは全て野球、旅行もキャンプ先。いつも2番目の気がしています。どうすればいいでしょうか


みなさん映画は観てますか? 恋愛jpで映画のアドバイスを担当しております、利根川です。担当といっても映画を薦めるのが僕の仕事で、お悩みと同じような経験をしている映画や1シーンをお勧めし、少しでも答えのヒントになればと思いご紹介させていただきますね。

ご質問ですが、彼氏さんが野球ファンなんですね、好きな事があるってことはいいと思いますよ。ま、限度にもよるってことですけどね(笑)。

「私と趣味どっちが大事……」ってことですよね、ま、この手の質問はしない方が無難なんですが、お互いの歩み寄り方の参考になりそうな映画を1本ご紹介しますね。

『2番目のキス』発売元/20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン

2番目のキス <特別編> 価格 :¥1,419(税込¥1,490) 品番 :FXBNM-29637 (C)2010 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved

2番目のキス <特別編>
価格 :¥1,419(税込¥1,490)
品番 :FXBNM-29637
(C)2010 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved

2005年のアメリカラブコメですね。元々サッカー狂を主人公にした小説のようで、それがアメリカ版になると野球みたいですね。

監督は、前回書きました、『メリーに首ったけ』の“ボビー・ファレリー&ピーター・ファレリー”の下品コメディ監督兄弟です(笑)。でもね、今回はなかなか王道のラブコメやってるんですよ……やればできるじゃん(笑)。

主演は、『50回目のファーストキス』の“ドリュー・バリモア(リンジー)”。ご存知「キスシリーズ」です。知りませ~ん(笑)。

なかなか無理やりのタイトルですからね、「2番目のキス」って。現代「Fever Pitch」だから……。「25年目のキス」「50回目のファーストキス」、そして……で続けたいのはわかるけどさ(笑)。はい。

そうそう、実は始球式役になぜか、“スティーブン・キング”本人が出ちゃってるんですよ(笑)。「スタンドバイミー」「ショーシャンクの空に」「IT」なんかの原作者ですね。一番笑えましたが。

ストーリー

舞台は、アメリカの東部ボストン、この物語のキーワードとなる、「ボストン・レッドソックス」がある場所ですね。

真面目な数学教師“ベン(ジミー・ファロン)”、ユーモアがあって話しは面白いし、顔だって悪くないわけです。服はダサいけど人はまともなわけですね。ただ、レッドソックスの大ファン過ぎて、過去の彼女とはそれが理由で別れてるわけです。

昔、おじさんからもらった2枚のプラチナ中のプラチナ「シーズンチケット」、これが原因なんだけど、シーズン中はいつでもどの試合でも見れるチケットのようですね。年間パスポートの永久版みたいなんだけどね。全てはレッドソックスのため……に生きているわけです。

そんなベンと、ある日出会った仕事中毒の“リンジー(ドリュー・バリモア)”、出世街道まっしぐらのやり手ビジネスウーマン。彼女は今まで、自分と同じタイプの男と付き合っていたわけですが、うまくいかない。そんな中出会ったベン。

初めは、「そんなに熱中できるものがあって羨ましい、素敵」といっていましたが、次第に、優先順位は「レッドソックスの試合予定」に不安と不満を覚えるわけです。そりゃそうだ。

そんな2人の素敵な名言をご覧ください。ユーモアがあって頭のいい2人ですから、名言も意外とお洒落(笑)

レッドソックス狂の恋愛名言集その1 ~ベン編~

※初デート、食中毒で体調を崩したリンジーを優しく一晩介抱したベン。

リンジー:昨夜はありがとう、その袋の中身はなに?
ベン:ビデオ借りてきてあげたんだよ、夜中に目覚めても退屈しない時のために。
リンジー:本当? ありがとう。どんなビデオ?
ベン:ほとんどは日本のポルノアニメ、あとは僕が病気の時に見たいやつだよ(笑)。
リンジー:私が見たいのは「アニー・ホール」。※ウディアレンのロマンスコメディ
ベン:え! 今なんて言った? 凄い、信じられないよ!
※袋に手をいれるベン
ベン:「ロードハウス!」(笑)。偶然だよね、好みが同じなんて! 怖いくらいだ!

※恐ろしいくらいB級なアクション映画。

これですね、ユーモア全開、全然好みが違ってもこのユーモアがあれば敵無しですね。

レッドソックス狂の恋愛名言集その2 ~ベン編~

※冬の真昼間、公園でなぜか2人でバーベキュー中(笑)。なぜ……。

ベン:知ってるかい? 君が好きだ。
リンジー:ありがとう、あなたが好きよ。
ベン:君について好きなことをリストにしたんだ。今は持ってないけど、全部覚えてる。
1~6番目までは体のパーツのことだから省略して(笑)。
7番目、昼下がりに酒を飲む君が好きだ。
8番目、口を曲げて話す君が好きだ、とてもキュート。
9番目、鏡を見る時、最後に肩をすくめる(笑)。死にたくなるほどステキだ。

なぜ冬に2人でバーベキューの理由はわからんが、7番目からの好きなところって、なかなかいいですよね。傍にいると嫌な所って目立ちますからね、好きなところを言ってあげるって大切。

レッドソックス狂の恋愛名言集その3 ~リンジー編~

リンジー:付き合って11ヶ月の彼がいて、将来はどうなるの? と考えたわ。どんな結婚生活になるのかしらって。例えば、友達の誕生パーティーに招かれる。そしたらまず、レッドソックスの予定を調べる。ヤンキース戦なら私は独りで出席だわ。どこまでその調子?
ベン:去年の冬はそんな僕が好きだって言ったのに……情熱が持てるものがあって素晴らしいって。
リンジー:私は願ってた、レッドソックスへの情熱がいつの日か、私の方に向くかと……。あたながチームに対して抱く愛情を、私も抱いているわ……あなたに。

レッドソックス狂の恋愛名言集その4 ~ベン編~

※生徒に愚痴中のベン……。

ベン:彼女に言われたよ、僕は中毒だって。彼女だって仕事中毒さ。でも仕事なら許されるってのか?
生徒:どっちが悪いわけでもないんだよ、それぞれの生き方さ。
ベン:彼女は最高だけど、問題もある。友達の誕生パーティーや集まりを異様に大事にするから、もしその晩僕が仕事なら大変だよ。僕の自由時間を尊重しない!
生徒:先生、一言だけ……「先生がレッドソックスを愛しても、レッドソックスは先生を愛してくれない。でも彼女は、先生を愛してくれるんだよ」


いかがでしたでしょうか、いくら大事な趣味があっても、趣味は趣味。それを人と比べるのは全く問題外ってことですね。ただ、それを互いに理解し合わないと、感情論で言い合っても解決はしない、それはそもそも同じ土俵、天秤に乗せるべきものではないからですね。

この映画のラストは、ベンがリンジーのために「シーズンチケット」を12万5000ドルで売る決意をします。それを阻止しようと、リンジーはベンのいるスタジアムに乗り込みます。試合中のグラウンドに乱入(笑)。観客唖然! ラストシーンは必見ですよ♪

さて名シーンですが、名シーンというか、実はこの作品を撮った年、というか2004年は、レッドソックスが86年ぶりに奇跡の優勝を果たした年なんですね、偶然にも(笑)。最後のラストシーンの試合のその後、実際にレッドソックスは奇跡の8連勝を果たし優勝しちゃいました!

ちゃっかりそれに合わせて急遽撮り直し、完全なるハッピーエンドを仕上げてしまったあたりがハリウッドですね(笑)。まさに、現実の方がぶっとんでますね♪

あとは映画観て笑って、泣いて、感じて、きっとヒントがあると思いますよ。

ハッピーエンド目指して……。

現実は映画よりも映画っぽい。

利根川でした。

●ライター/利根川建一(映画専門家)

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