相手との距離をグンと縮める「視線のエレベーター現象」とは?

【相談者:20代男性】
自分としては、結構仲良くなれているのでは? と思う女性がいます。ただ、まだ付き合ってほしいとは言えていません。まずはふたりでデートに誘ってみたいと思うのですが、誘っても嫌がられないかが心配です。仲の良さを判断できるポイントなどあったら教えてください。

qa_a親密さによって、エレベーター内での様子が変わります。アプローチにも使えるかもしれません。

ご質問ありがとうございます。恋愛小説専門家の倉本真帆です。

心理学を参考に、アドバイスを小説風に仕立ててみましたので、ご覧ください。

13072kuramoto

 カランカラン、それはこの店のドアベルの音。

 お客様のご来店を告げるその音がなったら、私はコーヒーを準備する。

 『心理学でお悩み相談カフェ・お代はコーヒー一杯で』

 ここはちょっと風変わりな喫茶店。オーナーの私が、一杯のコーヒーと一緒に、相談を受けるお店なのだ。

 今日のお客様はどんな相談だろう。20代くらいの、男性――。

 「コーヒーをお持ちしますので、お席でお待ちください」

 そう声をかけ、お盆を用意する。

 「お待たせしました」

 テーブル席についた男性のもとへコーヒーを運び、私も腰かける。

 お悩みをお聞かせいただけますか、と訊ねると、男性は途切れがちに話し始めた。

 仲良くなりつつある女性と付き合いたい、まずはデートに誘いたい。けれど、彼女のほうはどう思っているのかわからないため、嫌がられるのではという心配もあること。

 「なるほど、そうだったのですね」

 男性はコーヒーに手を伸ばし、一口含む。

 「おいしいですね」

 「ありがとうございます」

 コーヒーを淹れるのは、昔から得意だった。お店を出すときも、コーヒーならば自信を持てると思っていた。

 「今回のお悩みとしては、簡単に仲の良さを判断できるものがあれば、ということですよね」

 「はい」

 頷く男性に、私は少し考える。

 「『視線のエレベーター現象』というものがあります。エレベーターに乗る前まで普通に話していたのに、エレベーターに乗るとなんとなく視線を外して会話が途切れてしまうことはありませんか?」

 「言われてみれば……そういうことがあるかもしれませんね」

 「これは、エレベーターという狭い環境では、お互いのなわばりのようなもの、『パーソナル・スペース』が重なってしまうために起こる現象と考えられます。近づいても許せる範囲が、親しさによって異なりますよね。エレベーター内では、その許容範囲よりさらに近付かれたとき、視線を外すなどしてバランスをとろうとするのです」

 「なるほど……エレベーターに乗ったときに、相手が居心地悪そうにしていたら、それほど親密にはなれていないということですね」

 「そういった、一種の判断材料にはなると思います」

 一呼吸置いて、私は付け加える。

 「判断をするだけでなく、実はアプローチにも使えるんです」

 「どういうことでしょうか」

 男性は首をかしげる。

 「通常の生活の中で、相手の『パーソナル・スペース』に入るのは不自然になりがちです。でも、エレベーターのような場所では自然に『パーソナル・スペース』に入ることが可能です。そして話しかけることで、相手に自分を意識させることもできるかもしれません」


いかがでしたでしょうか。

『視線のエレベーター現象』を使って、相手がどの程度自分に気を許しているかを見極めてみましょう。そして、狭い環境を有効に使い、『パーソナル・スペース』に少し踏み込むことで印象付けを行ってみてもよいでしょう。

参考になる部分があれば幸いです。

●ライター/倉本真帆(恋愛小説専門家)

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