川端康成の『雪国』に学ぶ、恋する女子の萌えポイント3つ

【相談者:20代男性】
ついに恋愛経験のないまま20代を迎えてしまいました。どうも自分が恋愛できる気がしません。まわりの女性が魅力的に見えないんです(そっちの気はないです)。恋愛をしている自分を、いまいち想像できないんです。これでは、いつまでたっても彼女なんかできませんよね。ただの愚痴ですみません。

qa_a 恋愛の楽しさは「非日常」にあり。恋する女子ってかわいいものですよ!

こんにちは! カルチャー専門家・みわあやのです。

恋ってどうやってするんだっけ? 忙しい毎日を過ごしていると、ふとわからなくなってしまうときってあるもの。

たぶん「日常」に追われて、「非日常」を感じる機会が少なかったのかもしれませんね。「燃えるような恋」というのは、やはり現実から少し離れた場所にあると思うんです。

というわけで、今回は、文豪・川端康成の名作『雪国』から、恋をした女性のかわいらしさをみていきましょう! 恋が遠のいたあなたにも恋愛スイッチが入るかも。

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名作『雪国」に学ぶ、恋する女子の萌えしぐさ

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった」

幻想的な世界観に、ぐっと引き込まれる書き出しで有名な、“川端康成”の『雪国』。読んだことはなくても、冒頭の一文は知ってる! というかたも多いのでは。

この物語の主人公“島村”は、妻子ある男性ですが、トンネルを抜けた向こうの「雪国」にいる、“駒子”という女性に会うために向かいます。

この、トンネルを抜ける、という行為が「非日常」への入り口になっているんですよね。レンタルビデオ屋の18禁コーナーののれんをくぐって、ワクワクしながら「非日常」へと入り込む。そんな男性の心境と重なるものがあるのかもしれません。その行為こそが、男性の背徳感を刺激して、興奮を呼ぶのかも(川端ファンのかたごめんなさい)。

駒子の萌えポイント 〜その1〜

『好きな人の名前を書いてみせると言って、島村のてのひらに、指で芝居や映画の役者を2~30人並べ、その後「島村」と何度も書き続けた』

これは、キュンとしますよね。「何度も」というところがポイントで、あなたのことが好きすぎて、気持ちがあふれ出てしまいますよ! そんな気持ちをみごとに表現しています。こんなことをされて、ぐっと来ない男性なんているんでしょうか!?

駒子の萌えポイント 〜その2〜

『久々に再会したとき、島村が人差し指を差し出し、「こいつが一番よく、きみを覚えていたよ」と告げると、駒子はその指を握ったまま階段をあがった』

うれしい! という気持ちを言葉にせずに、態度で表現しましたね。ちょっと照れている初々しさが感じられる名シーン。男性は、女子のこういう「恥じらい」にハートをやられるのかもしれません。

駒子の萌えポイント 〜その3〜

『前に会ったのは「五月の二十三日ね」「ちょうど百九十九日目だわ」と島村に告げた。よく日付を覚えているといわれると、日記をつけていることを話した』

前に会った時のことを覚えていて、さらに日記にまでつけているなんて、けなげではありませんか。これは男性なら舞い上がってしまうくらいうれしいはず。「あなたは特別なひと」と言われたようなスペシャル感は、また会いたい! と気持ちに拍車をかけるでしょうね。


いかがでしょうか。恋がしたくなってきませんか?(笑)

非現実感が漂う「雪国」で、島村は生身の人間として、生命力を感じさせる「駒子」と、どこかはかなくもミステリアスな雰囲気を漂わせた「葉子」という、2人の女性に同時に惹かれていきます。

さて、どのような結末を迎えるかは読んでからのお楽しみということで。

恋に恋するあなたに贈りたい名著です。

【引用・参考文献】
・『雪国』川端康成・著 / 新潮文庫

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●ライター/みわあやの(カルチャー専門家)

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