“希少性の原理”を使った相手を射止める会話テクニック

【相談者:10代女性】
私は同じクラスに好きな人がいます。ときどき話したり、帰り道が一緒で、タイミングが合ったらふたりで帰ることもあります。クラスメイト以上に見てもらうために、なにかできることはありますか

qa_a 親密さをアップさせるためには、「希少性の原理」をうまく使いましょう。

ご質問ありがとうございます。恋愛小説専門家の倉本真帆です。

心理学を参考に、アドバイスを小説風に仕立ててみましたので、ご覧ください。

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 カランカラン、それはこの店のドアベルの音。

 お客様のご来店を告げるその音がなったら、私はコーヒーを準備する。

 『心理学でお悩み相談カフェ・お代はコーヒー一杯で』

 ここはちょっと風変わりな喫茶店。オーナーの私が、一杯のコーヒーと一緒に、相談を受けるお店なのだ。

 今日のお客様はどんな相談だろう。10代くらいの、女の子――。

 「コーヒーをお持ちしますので、お席でお待ちください」

 そう声をかけ、お盆を用意する。

 「お待たせしました」

 テーブル席に腰かけた女の子のもとへコーヒーを運び、私も腰かける。

 「お悩みを、お聞かせください」

 女の子は、好きな人について話し始める。クラスが同じで、ときどき話したり、一緒に帰ったりすることもあること。けれど、クラスメイト以上に見てもらえていないのではないかと思うこと。

 「なるほど、そうでしたか」

 私は頷き、言葉をつなぐ。

 「お客様の場合、彼とふたりきりで話す機会はときどきある、ということですね」

 「あ、はい。一緒に帰るときなんかは、たいていふたりです」

 「そうなんですね。では、その機会をうまく使いましょうか。ふたりで話しているなかで、“ここだけの話”を話してみてはいかがでしょう」

 「“ここだけの話”、ですか」

 「心理学では、“希少性の原理”というのですが、内密な話をすると、関係性が親密になるというものです。秘密を共有することは、相手を信頼しているということです。そのことが相手の自尊心をくすぐりますし、特別感を感じます」

 女の子は頷きながら、考えている。

 「ふたりの秘密をつくることで、ただのクラスメイトじゃなく、もっと仲良くなれるということですね」

 女の子の言葉に、私はにっこりする。

 「その通りです。ただし、あまりに多用してはいけません。単に口の軽い人だと思われてしまうことがありますから、注意してくださいね。“あなただけにはつい話してしまう”といったようなことを付け加えるとよいかもしれません」


いかがでしたか?

「希少性の原理」をうまく使って、今よりもっと仲良くなれるといいですね。人は、“自分にだけ”、“特別に”ということに弱いものです。相手の自尊心をくすぐりながら、ふたりの会話を盛り上げてみてください。

●ライター/倉本真帆(恋愛小説専門家)

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