恋愛できない理由を環境のせいにしがち? 自意識の高い女性へ「禅」の処方箋

【相談者:20代女性】
妥協して選んだ今の職場で、周囲の環境になじむことができません。私はそこそこ名の通った私立女子大を卒業しました。学生時代は周りの友人もきちんとした身なりをしていましたし、会話も知的でした。でも、職場の先輩や上司はがさつな人が多く、一緒にいるとこちらまでレベルの低い人間になるような気がして怖いです。正直、これでは恋愛をするのも難しいと思います。職場で高収入の男性をみつけて寿退社したかったのに。大きな企業に入社できた友人たちがうらやましくて、つらいです。

qa_a 素晴らしい会社に就職できたとしても、あなたが素晴らしいわけではない。ステキな彼氏ができたとしても、あなたがステキになれるわけではないんです!

こんにちは。カルチャー専門家のみわあやのです。相談者さん、そんなに思いつめないでくださいよ。

あなたが抱えているつらさの原因はなんでしょうか。がさつな人が多い職場? それとも、大企業に入社できた友人への妬み? どれも、問題の本質ではないように感じますねー。

それ、本当は相談者さん自身が、自分の勝手な価値観に縛り付けられているだけかもしれませんよ?

今回は、自分のおかれた環境に不満をもっている皆さんの、ガチガチに固まって疲れたこころをほぐす「禅のことば」をご紹介します。

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「鏡」は、無欲にありのままを映し出すものなんですよ

『鏡分金殿燭(かがみはきんでんのしょくをわかつ)』

これは、唐の時代の終わりから、北宋王朝はじめまでの禅僧の略伝と教えが記録された『禅林僧宝伝』にある禅のことばです。

「鏡」は、どれだけ立派な宮殿で、どんなにきらびやかに輝く蝋燭(ろうそく)に囲まれていたとしても、無心で、そこにあるものを映し出すだけ。そういった意味です。

豪華な家具がならんでいる部屋にある鏡は、美しい光景を映します。でも、鏡は、高級品が並ぶ部屋が、「自分ではない」ことを知っているのです。

貧しくてボロボロの部屋にある鏡は、すさみきった暗い部屋を映し出します。それでも、鏡自体が暗い気持ちになることはないのです。

どんな環境にいたとしても、鏡は「映し出したもの」に惑わされることなく、その本質をみつめているということ。

本物を映し出す、こころの鏡をみがきましょう

有名ブランドの洋服やバッグ。高級なジュエリーや時計、最先端のメイクアップ。そんな環境に身をおくと、人間はつい、自分が「素晴らしい人間」になったような錯覚をしてしまいがち。

でも、本質はどうでしょう。本当に人間としてのレベルが上がったといえるんでしょうか?

とかく、日本人は他人の意見に流されやすい民族だといわれていますよね。誰かが「これがいい!」といったら、全員が同じ方向に向かっていく。

みんなと同じじゃないと、「恥ずかしい」。こういった考え方は、まるで世の中が悪い、世間が自分をはじいている。という様に思えてしまいますが、実は、本人のこころの持ち方に問題があることが多いように感じます。

いつまでも、つまらないこだわりに振り回されないで、自分の中の「鏡」をみがく努力をしましょう。

「本質」に気付くことで、みえる景色もガラリと変わりますよ。

すべての悩みから解き放たれるためのヒントそれが「禅」です

「禅」は、お釈迦(しゃか)さまの悟りを体感することを目的に伝えられているものです。

でも、自分の外側に「悟り」を求めても、簡単にみつけられるものではないんです。自分の内側をしっかりみつめ、「内なる仏」に目覚めたとき、すべての悩みや苦しみから解放されるというのが、禅の考え方。

人間が生きているということは、「悩み、苦しみ」と向き合うこと。自分の価値観の中で、ぐるぐると悩み続けるよりも、ちょっと距離をおいて、「引き」でみてみる。

そうすると、本当は取るに足らない悩みだったことに気付けるかもしれません。

●ライター/みわあやの(カルチャー専門家)

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