好きな人に自分を印象づける“フォアラー効果”を活かした会話術

【相談者:20代女性】
私の好きな人は、結構モテる部類に入ると思います。たぶん私はたくさんいる中のひとり、といった感じで、あまり印象に残っていないと思います。どうしたら彼の印象に残ることができるでしょうか。

qa_a フォアラー効果を使って、記憶に残る一言を。

ご質問ありがとうございます、恋愛小説専門家の倉本真帆です。

心理学を参考に、アドバイスを小説風に仕立ててみましたので、ご覧ください。

130610kuramoto

 カランカラン、それはこの店のドアベルの音。
 
 お客様のご来店を告げるその音がなったら、私はコーヒーを準備する。

 『心理学でお悩み相談カフェ・お代はコーヒー一杯で』
 
 ここはちょっと風変わりな喫茶店。オーナーの私が、一杯のコーヒーと一緒に、相談を受けるお店なのだ。
 
 今日のお客様は、どんな相談だろうか。20代くらいの、女性――。

 「コーヒーをお持ちしますので、お席でお待ちください」
 
 そう声をかけ、お盆を用意する私。
 
 お客様はテーブル席に腰かけ、店内を見回している。

 「お待たせしました」
 
 コーヒーをテーブルに置き、お盆をひざに抱えて私も席に着く。

 「お悩みを、お聞かせください」
 
 実は――と、女性は切り出す。好きな人がいるが、その人はとてもモテること。自分がその他大勢の中のひとりでしかないだろうこと。どうしたらその人の印象に残ることができるのだろうか、それが今回この店に来た理由だった。

 「なるほど、そうだったのですね」
 
 私は頷き、言葉を続ける。

 「アメリカの心理学者、フォアが行った興味深い実験があります。性格の二面性を指摘すると、言われたことを信じやすく、相手を信頼するというものです。フォアラー効果、と呼ばれています」

 「フォアラー、効果?」
 
 いきなり飛び出した専門用語に、女性はきょとんとする。

 「ええ。簡単に言うと、占いで、“あなたには○○な面があるけれど、実は××ですね”などと言われると、自分のことをよくわかっていると感じて信じやすくなるのです」

 「表向きこう思われてるけれど、実際には違うこともありますね、っていうようなことでしょうか。たしかに、自分のことをよく見てくれているっていう感じがしますね」
 
 飲み込みの早い女性の言葉に、私は頷く。

 「そのとおりです。人には他人に認めてもらいたい欲求がありますので、正しく評価されたと感じると、その人に対して強い信頼感を覚えるのではないでしょうか。印象に残りやすい会話になると思いますよ」


いかがでしたか? 人は二面性を指摘されると、それが自分に対する正しい評価だと思いやすいということで、フォアラー効果をご紹介しました。

好きな人にこのフォアラー効果を使うことで、印象に残る会話ができるとよいですね。あなたへの信頼感が増すかもしれません。参考になさってください。

●ライター/倉本真帆(恋愛小説専門家)

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