失恋で傷ついた心に勇気をくれる“禅のことば”2つ

【相談者:20代女性】
4年間付き合い、結婚も考えていた恋人にフラれてしまいました。彼と別れて1年経ちますが、まだ彼を忘れることができません。「新しい恋をすれば気分も変わるよ」と友人は言ってくれるのですが、新しく知り合った男性と元カレを比べてしまい、一歩が踏み出せません。

このまま未練を断ちきれず、次の恋もできないまま、ずっと一人ぼっちなのかと不安になってしまいます。

qa_a「忘れる」ことは簡単ではありません。でも、新しい恋はちょっと待った!

こんにちは。カルチャー専門家の、みわあやのです。

ご相談者さん。とりあえず深呼吸をしましょうか。

現時点で、元カレを忘れるための「新しい恋愛」に踏み出すのは得策ではないように感じます。「未練」を引きずりながら恋活をしていても、元カレの思い出がちらついてしまうだけ。そればかりか、余計に気持ちが彼に向いてしまうんですよね。

「忘れる」ということは、簡単ではありません。今のあなたにとって重要なのは、なんとか気持ちに折り合いをつけて、心穏やかな生活を取り戻すことではないでしょうか。人生には、働いたり、趣味を楽しんだり、友人と交流したりと、恋愛の他にもやるべきことがたくさんあるわけです。

そこで今回は、未練に苦しむ心がちょっとラクになる「禅のことば」を2つご紹介したいと思います。

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美しい花を咲かせるためには、準備の時期が必要なのです

「花謝樹無影(はなしゃして きにかげなし)」という禅語があります。

中国の仏教書『碧巌録』に出てくる、「花がしぼんてしまって、樹には葉のひとつもない」という意味のことばです。

美しく色づいていた花も、葉も、すべて枯れ落ちて、樹はすっかり寂しい様子になってしまった。まるで、樹はそのまま枯れて、朽ち果てていくように思える。けれど、本当は、次の春にまた美しい花を咲かすべく、着々とパワーをためて成長しているんですよね。花がしぼんで、葉っぱが落ちていったのも、すべてはまた新しい花を咲かせるために必要な出来事だったということ。

つらい思いをしたひとには、そのぶん、「他人を思いやる心」を育てるチャンスに恵まれたのです。これもひとつの成長ですね。

今はまだ理想的な毎日を送れていなくても、毎日を大切に生きることで、また、大輪の花を咲かせることができるはずです。

「悩みごとさがしの旅」はもうやめよう!

もうひとつ、「任運謄謄(にんぬんとうとう)」という禅語があります。

これは、曹洞宗の僧侶で歌人の良寛が、大忍国仙禅師から受けた印可状に記された一文です。

任運は、その字があらわす通り、運命に任せるという意味。謄謄というのは、くよくよと悩むこと無く、意欲的に生きること。

先のことや、自分ではどうにもならないことを、いつまでも悩んでいるよりも、今、この時を一生懸命生きていきましょうよ。という意味のことばです。

物事の起きた経緯や、失敗の原因を、これからの人生の教訓にするために、自分の頭でしっかり考えることは大切かもしれません。でも、一歩離れて見ることができないと、マイナス思考のループから抜けだせませんよね。

自分のことを客観視するためには、それなりの時間が必要です。今あなたにできることは、自暴自棄にならずに、毎日を大切に生きることではないでしょうか。

仕事でも、趣味でも、日々意欲的に取り組めることを見つけて、「任運謄謄」の気持ちで過ごしてください。気がついた頃には、あなたの人生に、また満開の花が咲いているかもしれません。

●ライター/みわあやの(カルチャー専門家)

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