映画『50歳の恋愛白書』に学ぶ、歳の差カップルが仲良く過ごす秘訣

【相談者:20代女性】
私の彼氏は20歳年上です。まわりから反対されますが、上手くいくコツってありますか?


みなさん映画は観てますか? 恋愛jpで映画のアドバイスを担当しております利根川です。

担当といっても映画を薦めるのが僕の仕事で、お悩みと同じような経験をしている映画や1シーンをお勧めし、少しでも答えのヒントになればと思いご紹介させていただきますね。

ご質問ですが、“歳の差カップル”というやつですね。

“歳の差カップル”といえば、「アシュトン・カッチャー&デミ・ムーア」でしょうか。この2人は16歳差でしたね。

その他にもハリウッド事情を調べてみると、「トム・クルーズ&ケイティ・ホームズ(16歳差)」「ジョージ・クルーニー&ステイシー・キーブラー(18歳差)」「マイケル・ダグラス&キャサリン・セダジョーンズ(25歳差)」「クリント・イーストウッド&ディナ・ルイス」に関していえば35歳差ですからね……。世界からみたらまだ甘いようですよ(笑)。

ま、そうはいってもお悩みは色々とあるようですから。とっておきのお気軽な映画を1本ご紹介いたします。

『50歳の恋愛白書』発売元/ギャガ、発売元/ポニーキャニオン

『50歳の恋愛白書』 DVD発売中 発売元:ギャガ 販売元:ポニーキャニオン

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2009年のアメリカ映画ですね。監督・脚本は“レベッカ・ミラー”。彼女は俳優の“ダニエル・デイ・ルイス”の奥さんでもあるんですが、そもそもこの映画の原作者でもあるんですよ。

女性監督はまだまだ非常に少なく、『日本映画監督協会』の会員数、男性監督約600名に対して、女性監督は約25名と、10%にも満たない数字で、世界的にみても1万人弱といわれているようです。

近年私の仕事場でも、女性監督が作品紹介しに来る機会が多くなった気がしますね。その中で第82回アカデミー作品賞を獲った、『ハートロッカー』の“キャスリン・ピグロー”など含め、女性の視点で表現で描いた作品に注目が集まっているのも事実です。この作品はまさに、女性の視点で創られた作品で、男の視点の僕には理解し難い部分もチアホラある中、逆に勉強になる点も多々(笑)。

ストーリー

主人公のピッパ(ロビン・ライト・ペン)50歳。彼女は20歳以上離れた年上のベストセラー作家ハーブと結婚、2人の子供を育て悠々自適の生活をしてきたように見え、実は前妻の辛い出来事がきっかけで、30年間完璧な主婦を演じ自分を押し殺して生きてきました。

浮気性の夫、反発ばかりの娘、愚痴ばかりの友人。そんな中、15歳年下のクリス(キアヌ・リーブス)に恋をし、素直な自分で生きることを発見、新たな人生を切り開いていくというお話ですな。

ストーリーはともかく、女性監督の視点で出る「大人の愛の名言」は必見! それぞれ人生経験を積んだ男女が主人公なもんだから、やはり説得力がある気がしますね。

是非監督の独特で女性的な、「大人の愛の名言」を参考にしてくださいな。

レベッカ・ミラー監督 ~大人の愛の名言1~

 ハーブ:それで、君は人生で何を始めるつもりだ?
 ピッパ:どういう意味?
 ハーブ:目的もなく過ごしていても、時間は流れていくんだよ。
 ピッパ:え?
 ハーブ:君には優しさがある、人は経験を積んで優しくなれる。君の優しさは生まれつきのようだ。そんな人間に会うのは久しぶりだよ。
 ピッパ:(私の目は無意識の内にハーブを追っていた、1度そうなると危ない)

レベッカ・ミラー監督 ~大人の愛の名言2~

 ピッパ:私のどこが好き?
 ハーブ:君は見かけとは違う、大変に知的だ。更に美人でありながらそのことに無関心。それからどことなく悲しげ、そういう所が好きだ、ほどほどにね。
 ピッパ:そのジャケット好き。
 ハーブ:それだけか?
 ピッパ:私はあなたの感情を感じ取れる、あなたが怒ったり、喜んだり、悲しんだりすると身体や指先でそれを感じ取れるの。

レベッカ・ミラー監督 ~大人の愛の名言3~

 ピッパ:愛は秒刻みで流れていくそよ風のようなもの……。


いかがでしたでしょうか。

詩的でありながら直線的な表現は、「歳の差のラブストーリー」を表現するのにとても大きく作用してるように感じます。他監督には見られないのは、映画監督としての表現、作家としての表現がうまく融合して表されている結果なのかと思います。

最後に、「歳の差の恋」をするなら、この捨て台詞を吐けなきゃ考えたほうが良い、そんなピッパの捨て名言を書きますね。

これはね、全てを捨て新たな「恋」(人生)をスタートすると決めたピッパが、心配する息子と娘に言うセリフです。結局「恋」は本当の自分を押し殺してまでするもんじゃない、相手が年上だろうが同世代だろうが、年下だろうが、自分の心の持ち様ってことでしょうか(笑)。

 ピッパ:夕陽に走り去るんじゃない、次に何が起こるか見に行くの。

あとは映画観て笑って、泣いて、感じて、きっとヒントがあると思いますよ。

ハッピーエンド目指して……。

現実は映画よりも映画っぽい。

利根川でした。

●ライター/利根川建一(映画専門家)

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