”悪いところ”は後から伝える!恋愛初心者ができない「ロ―ボール技法」とは?

婚活パーティ。それは、見知らぬ男女の出会いの場。
恋愛初心者の方も多く、「ど、どうしてそんなことを最初に言っちゃうの!?」と思う人もいます。

先日、私が見た男性は、自己紹介の段階でこんなことを言っていました。
「最近、家を購入しました!」
ここまでは「オーッ」と女性陣から声があがったのですが……。

「僕は片親なので、母と妹たちと住みたいと思っています。大家族に憧れている方、僕と結婚してください!」
最初から同居……。
しかもお義母さんと義姉さんたちと同居……。

これには、女性たちも苦笑いしていました。
心の中で「あいつはナシ」とされた可能性が高いです。
そう恋愛経験の多い女性や男性は、相手に思いを告げる前に自分のウィークポイントをさらけ出す人はいません。

「私はとっても魅力的ですよ」とアピールするのが普通です。
そして、つきあってから、「実はね、私」と打ち明けるのです。
この技術は心理学界では『ロー・ボール技法』と呼ばれています。

ローボール技法とは

受け入れられやすい要求をまず相手に飲ませて、後から条件を釣り上げていく交渉テクニックを、『ロー・ボール技法』といいます。
たとえば、居酒屋で『コース料理∔飲み放題で3000円』としてお客さんを呼び、席に着いてから『あと1000円でカクテルもビールも飲み放題です』などと言う方法もそのひとつです。

この技法を科学的に実証したのは、アメリカの心理学者・チャルディーニさん。
彼は学生たちに、「朝7時に研究室に来て、実験に協力して欲しい」と依頼したところ、引き受けた学生は31%でしたが、先に「実験に参加して欲しい」と頼み、了承を得た後に「朝7時に来てほしい」と頼んだところ、56%の学生がOKしたというデータを発表しました。

チャルディー二氏曰く、「人は自分の決定に責任を取ろうとする」。
そのため恋愛においても、最初に「交際する」という既成事実を作った後で、ウィークポイントを伝えた場合は受け入れられやすいのです。

そんなの卑怯!と言っても、恋の勝率をあげるなら、バカ正直になる必要はありません。
「私ね、掃除はぜんぜんできなくて家が散らかっているけど、料理は得意だよ」という方は、最初に「私は料理が得意で、こんなのもあんなのも作れるよ!」とアピールしましょう。

そして、実際に付き合ったら「実は……」と汚い部屋を見せちゃうのです。
『付き合うまではウィークポイントはいわない』
これを頭の中にインプットしてくださいね!

●ライター/白鳥カヨ(ホラー小説家)

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