冗談ばかり言い合う関係の男友達をデートに誘う話術

【相談者:20代女性】
会社の同僚で気になる人がいます。職場では休憩時間などに軽口をたたける関係なのですが、プライベートでふたりで出かけるきっかけがつかめません。こちらからデートに誘うのも勇気がいるし……どうしたらいいですか?

a 軽口の延長線上で、少し強引に予定を立ててしまいましょう。

ご質問ありがとうございます。恋愛小説専門家の倉本真帆です。

アドバイスを小説風に仕立ててみましたので、お読みください。


 「どしたの? ため息ついちゃって」

 桃子に話しかけてきたのは、同期の友香だった。

 「うーん、あのね……」
 
 桃子は同僚の宮口とプライベートで遊びたいのだが、そのきっかけがなかなかつかめないことをこぼす。
 
 ふぅん、そっかぁ、と言ってから、友香が言う。

 「でも、桃子と宮口くんってよく話してるじゃない。意外と簡単かもよ?」

 「休憩中とかはたしかに話してるけど、そこで終わっちゃうのよぉ」

 桃子がそう言うと、友香はにやっと笑って、

 「じゃあ、私がデートにこぎつける秘策を伝授しようかな」
 と言った。

 「宮口くん、今日は残業?」

 「おお、林さん、そうだなぁ……ちょっと残るかも」

 桃子が話しかけると、宮口は笑ってそう答えた。

 しばらく雑談をしてから、桃子が切り出す。

 「そういえば、あの映画観た? 結構面白いらしいんだけど」

 少し前に公開された映画のタイトルをあげると、「あー、それ、気になってるんだよなぁ」と、くいついてきた。

 「泣けるらしいよ! テレビで言ってた」

 「林さんって感動すると泣くタイプ?」

 「うん、わりとすぐ泣いちゃう」

 笑って会話を続けるふたり。

 「あー、観てえな。今度行こうかなぁ」

 「観たいよねー、ていうか、一緒に行く?」

 「お、ふたりで行っちゃう?」

 「いいね、ふたりで行こうか」

 冗談のように言い合う。ここまでは、いつもとそんなに変わらない会話だ。

 「うん、じゃあ行こうよ! 次の土曜とか、どう?」

 「お、まじか。いいぜ、空いてる」

 軽口から一転、急に現実味を帯びた約束を口にする。けれど宮口も嫌がることなく、無事に約束を交わすことができた。

 再び軽く仕事の愚痴を言い合って、「じゃあ、土曜日楽しみにしてる」そう言って休憩室を後にする。

 「どうだった?」

 友香がデスクに近づき、こそっと訊ねる。

 「土曜日、ふたりで映画行くことになった」

 同じくこそっと、桃子もこたえる。

 「ありがとね、友香」


いかがでしたか?

ポイントは、あくまで冗談のように会話を進めていって、彼がノリよく「一緒に行く?」と言ったところで、少し強引に予定を決めてしまうことです。

質問者さんも気になる彼とは軽口をたたける関係だということでしたので、きっと大丈夫だと思います。気になっている場所や映画など、彼が食いついてくるもので試してみてくださいね。

●ライター/倉本真帆(恋愛小説専門家)

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