映画『ビッグ・フィッシュ』から学ぶ、一目惚れの本質と定義

【相談者:10代男性】
一目惚れってあるんでしょうか?


みなさん映画は観てますか〜? 恋愛jpで映画のアドバイスを担当させてもらってます利根川です!

担当といっても映画を薦めるのが僕の仕事なので、お悩みと同じような経験をしている映画や1シーンをお勧めし、少しでも答えのヒントになれば……と思い、ご紹介させていただきますね。

さて、ご質問ですが、いいですねぇ~一目惚れ! したことあるかないかって聞かれたら……旦那、噂ではあるらしいですぜ(笑)。

ではね、“一目惚れ”の名シーンがある、とびっきりの1本をご紹介いたしますよ。

『ビッグ・フィッシュ』発売:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

「ビッグ・フィッシュ」  DVD発売中/\1,480(税込)  発売:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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『シザーハンズ』や『チャーリーとチョコレート工場』のティム・バートン監督作品です。元々ダニエル・ウォレスという作家の映画化のようでね、ティム・バートンが監督したもんだから(笑)。まぁ、色鮮やかな最高過ぎる映画に仕上がってしまいました!

よく、“父と息子の物語”なんてことで男性ファンも非常に多いんですが、これ、男も女も関係ないですね。誰がみても胸に打つものがありますよ。

主演は『トレインスポッティング』で最高のダッシュをしてた、ユアン・マクレガー! 僕はね学生時代このTシャツをよくきてました、関係ないけど。

さてさて、お話の内容なんですが、申し訳ないですがラブストーリーじゃないんですよ(笑)。テーマはね“父と子”色が強いのかな、でもね、それだけじゃありません!

深くて色々なもんが詰まっているんです。お父さんが子供に色々な話を昔からしてたんですよ、ただこのお父さん話が超上手くて、また誇張度が凄まじい(笑)。簡単に云えば、ホラ話(Bigfish)が多いんですよ。どこまでが本当なのかわからない。

そこに嫌気が指して、仲違いして父子断絶からスタートします。

~息子ウィルの結婚式でした父エドワードのスピーチ~

父エドワード:
決して釣れない魚がいる、力や動きの問題ではなく、特別な魚。
100ドルするルアーでも釣れない伝説の魚。
あらゆるエサを試みたが、そんなある日ひらめいた。
私は金の指輪を釣り糸に結んで、そして釣り上げたのでした!
我々はあいつをオスだとおもってたが、実際は何とメスだった。
普通のエサに見向きもせず、なぜ金をのんだのか……
その日私は学んだのです、息子が生まれた日に。
釣り上げにくい女性を釣り上げる唯一の方法は、結婚指輪を捧げる事です(笑)。
おめでとう♪

これで3年間父と子は断絶されちゃうわけです。

最高のスピーチなんだけど、いつも主役が父になってしまう。また息子ウィルは、本当の父がわからなかった。

そして数年後、死期が近づき病床にいる老いた父エドワード、看病のため戻ったウィル。ウィルは若き父エドワードの本当の話を聞きたいと頼みます。

そんな父エドワードが、若き母サンドラ(ウィルのお母さん)に出会った時の名言ね。

~一目惚れの定義~

※サーカス会場で運命の女性と出会う若き父エドワード

エドワード:
運命の女と出会うと、本当に一瞬時が止まる。それは本当だよ。(サーカス会場のピエロ、輪投げ、宙に舞うポップコーン)
だが時が再び動き出すと、それは突然加速してしまう。

そして、一目惚れの女性サンドラにプロポーズするエドワード。

~一目惚れの定義〜プロポーズ編(1)

エドワード:
初めまして、僕はエドワード・ブルーム、あなたを愛してます。
3年間あなたを探した、やっと会えてこうして話している。
僕らは結婚するんです。サーカスであなたを見て、そう確信したんです。

サンドラ:
ごめんなさい、私婚約しているの……。

~一目惚れの定義〜プロポーズ編(2)

エドワード:
男には戦うべき時と、引き下がるべき時がある。
戦い続けるのは愚か者だけだ。だが、僕は愚か者だった。

「サンドラ、君を愛している! 絶対に君と結婚するぞ!!」

でね、猛アタックの末2人は結婚するわけですわ(笑)。これ一目惚れの定義です。

エドワードを見る限り、一目惚れはあるようですよ。宙に舞ってるポップコーンが止まったら、一目惚れだと思ってくださいね♪

お話はね、この後昔の父を知る友人をウィルが訪ねていき、ホラ話の中に隠された真実、いかに父エドワードが大勢の人たちに愛されていたかを知るわけです。

そして、最高のクライマックスを迎えます。これがあまりに最高過ぎてね、私も現実に同じ感動を覚えました。

是非最高なクライマックスをその目で感じてくださいな。深いですよ(笑)。


いかがでしたでしょうか、「小さな水槽の中の金魚は、小さくしか育たない!」と小さな街を出て行った若き日のエドワード。

彼はホラ話ばかりしていましたが、自分を格好よくみせようとするホラとは違う。でなければ、あれだけの大勢の人たちが彼を愛さない。

彼の愛は自己ではなく、出会う全ての人たちに注がれる直球勝負の愛。でなければ、一目惚れのプロポーズだって上手くいくわけないでしょ。

それは冒頭の結婚式のスピーチにも表れてますよね。一目惚れは自分の問題だけど、捧げる愛が本物かどうか最後の判断は相手です。

理由なんてなんでもいい、是非直球勝負してみてくださいな。

最後に……

~息子ウィルが、亡き父を思い出しての名言~

ウィル:
聞きすぎた笑い話はおかしくないが、時間がたつと新鮮に聞こえて、また前のように笑える。父さんの最後の笑い話だ。
「話を語りすぎて本人が話そのものになってしまった」

話は語り継がれ、父は永遠に生きるのだ。

あとは映画観て笑って、泣いて、感じて、きっとヒントがあると思いますよ。

ハッピーエンド目指して……。

現実は映画よりも映画っぽい。

利根川でした。

●ライター/利根川建一(映画専門家)

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